いまひとつ安定しないPCに業を煮やして、マザーボードを交換するという荒業で問題を解決すべく作業を行いました。
交換による変更点
旧環境 | 新環境 | |
マザーボード | intel SE440BX(DELLカスタム) | Gigabyte GA-6OXET |
チップセット | 440BX | 815EP B-step |
CPU | Celeron 1.4GHz + PL-iP3/T (Slot1→Socket370変換ゲタ) | Celeron 1.4GHz |
IDE | HighPoint RocketRAID133(PCI) | ATA100(オンボード) |
電源 | Skytec SKP-400/PS3(ATX) + DELL用ピンアサイン変換ケーブル | Skytec SKP-400/PS3(ATX) |
見方によれば電源の変換ケーブルやCPUゲタなど、裏技を駆使した環境だったわけですが、パーツが増えればその分システムの安定度に影響を及ぼす可能性も高まります。ですので、出来る限り故障の原因となりうる部分を取り除こうというのが作業の目的です。IDEに関してはATA133からATA100へとスペックダウンしてしまうわけですが、まずは安定性の確保を第一に考えました。
まずはI/Oパネルがそのまま使えない点(相違:旧COM1のみ、新COM1、COM2およびサウンドポート)をどうにかしなければなりません。ケースをよく見ると、I/Oパネルが2重になっていて外側が丈夫な金属、それからもう1枚は薄い金属製でした。運良くこの薄いものはCOMが2つ、そしてサウンドポートが使えるデザインになっていましたので、外側のパネルを外して使用することにしました。マザーボードからケースファンへの電源ケーブルがピーンと張っていてトホホな感じな部分もありますが、取り付けはスムーズに終了しました。
ここまではよかったのですが、フロントパネルコネクタの接続で壁にぶつかりました。DELLのサイトを調べても配列が分からず、どうしたものかと考え込んでしまいました。それでも、webを調べていくうちに同じような作業を行った方のページを発見しました。そのページではピン配列がメモとして残されており、それを参考にしながら市販のケーブルを使いスイッチとインジケーターの配線を無事に済ますことができました。それから、ようやく電源を入れてみることに。ファンが回りBIOSの起動はOKでした。ですが、起動時のビープ音がしないのが気になりました。よく見てみると、マザーボードにはブザーが実装されていません。ということで、ジャンクなマザーボードからブザーを外し、ちょっとばかり加工して使うことにしました。これで、すべての交換作業が終了しました。ケーブルの接続を確認し、HDDからのブートに挑戦します。少々ドキドキしながらスイッチを入れます。ブートローダが読み込まれ、見慣れたWindow 2000のロゴが表示されました。大成功、そう思ったのも束の間、ブルースクリーンのお出ましです。
残念ながら、ゴールはまだまだ先のようです。ソフトウェア編については、明日のエントリでレポートします。