父のMacに接続されているCRT(19インチのトリニトロン)の調子がここのところあまり良くありません。
特に左上のフォーカスが鈍く、かなりボヤケた画像になってしまっています。少なくとも7、8年は使っていますので、仕方のないことかも知れません。無理をすれば使えないこともありませんが、見づらい画像は疲労の原因にもなりますので、買い替えを勧めようと思います。とはいっても、CRTの時代は終わり液晶モニタが全盛となった今、どのようなモニタを買って良いものか、それについての知識がありません。モニタは頻繁に買い替えるものではありませんので、気が付けば取り残されて浦島太郎のようになっています。そこで、液晶モニタについてあちこちのサイトで下調べしてみました。
まず、液晶パネルの駆動方法には大ざっぱに「TN、VA、IPS」の3方式があり、画質的(発色特性、表示色数、視野角など)には高性能なものから「IPS」→「VA」→「TN」の順番になるようです。価格についても同じ順序となっています。やはり、画質を求めるとそれなりの対価が必要なるということでしょう。逆に、動画の表示に関しては「TN」→「VA」→「IPS」となります。ただし、市場の製品の多くは「TN」方式を採用しているとのこですので、一般的な用途に関しては「TN」方式で問題ないように思います。
また、CRTの時もそうでしたが、液晶パネルを製造しているのは一部のメーカーだけで、その種類は限られています。その中からモニタのメーカー各社がパネルを選択し、画像を生成する回路(コントローラー)と合わせてモニタという製品になるわけです。ですから、必ずしも実績のあるパネルであっても、コントローラーの性能がイマイチだと画質は望むべくもありません。しがって、この部分が独自開発となり、各社の腕の見せ所になります。ですから、この点は必ず考慮する必要があります。
ただし、父はMacで写真の整理やレタッチを行っていることもあり、それなりのスペックのものを用意する必要がありそうです。予備知識はOKになりましたので、具体的な製品選びをしようかと思います。