WILLCOMのWXシリーズの新端末が発表になりました。京セラから1機種、日本無線から2機種の合計3機種になります。
日本無線 | 京セラ | |||
WX321J | WX220J | WX320K | ||
ブラウザ | NetFront v3.4 | Compact NetFront | Opera ver.7 | |
通信方式 | W-OAM、4xパケット方式、2xパケット方式、1xパケット方式、フレックスチエンジ方式、64kPIAFS、32kPIAFS | W-OAM、4xパケット方式、2xパケット方式、1xパケット方式、フレックスチエンジ方式、64kPIAFS、32kPIAFS | W-OAM、4xパケット方式、2xパケット方式、1xパケット方式、フレックスチエンジ方式、64kPIAFS、32kPIAFS | |
メイン液晶 | 2.4インチ QVGA | 1.8インチ | 2.2インチ QVGA | |
カメラ | 130万画素 (QRコード対応) |
― | 130万画素 (QRコード対応) |
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カードスロット | microSD | ― | ― | |
Java™ | MIDP2.0 | ― | MIDP2.0 |
いずれの端末もフルモデルチェンジと言うよりは、現行端末の機能強化という側面が強いように思います。WX321Jには、WX310Jで要望の多かったカメラが搭載され、指紋センサーもより確実な方式のものに交換され、操作感が向上したとのことです。また、WX220 JはAH-J3003Sをベースに、新たにW-OAMに対応した上で企業向けの各種機能(内線、機能のリモートロックなど)を引き継いでいます。
今回の発表で物議を醸しているのがWX320Kではないかと思います。Operaの機能強化(RSSリーダー)や念願のJavaが搭載されましたが、液晶は2.2インチとなり、外部メモリスロット、flashなどが搭載されていませんので、魅力に乏しいところがあります。これは情報サイトなどでも指摘されていますが、WX310KではなくWX300Kの後継機種として開発された端末のためと思われます。WX310Kの売れ行きがあまり芳しくなく、逆にWX300Kがベストセラーとなっていることを考えると、メーカーとしてはまず売れ線端末の底上げを行うという選択を取ったのは、当然なことなのかもしれません。
しかし、かれこれ1年以上WXシリーズの新端末、特にWX310Kの後継を待っていたユーザとしては複雑な心境です。現在もWX310Kの後継端末の開発が行われていると願いつつ、その登場をいま暫く待ちたいと思います。