December 25, 2006

 嗚呼、JBまでも…

ゴッドファーザー・オブ・ソウル、ジェームス・ブラウンが現地時間25日未明、肺炎のために亡くなりました。享年73。

今年も最後の最後になって訃報が相次ぎ、何ともやるせない思いがします。初めてJBを知ったのはロッキー4で「Living in America」を歌っているシーンだったと思います。いきなり派手なオッサンが出てきたと驚いたのを覚えています。一般的には”ゲロッパ”のフレーズでお馴染みの「Sex Machine」が思い浮かぶのではないでしょうか。

またライブでのお約束、マントショーもとても有名です。いきなりJBがステージに倒れこんでしまいます。慌てたMCのダニー・レイがマントを被せ、よろよろとステージの袖へと連れて行こうとします。ところが、JBは突然マントをバサっと脱ぎ、ステージ中央に駆け寄り歌い始めます。この儀式のようなシーンで会場のボルテージは一気に上昇します。このように、観客を一瞬たりとも飽きさせないために努力を厭わない、正真正銘の一流エンターテイナーだったと思います。

もし叶うならば、ダニー・レイがマントを被せて「JBは簡単にくたばらないぜ」とばかりに棺桶から飛び起きてくれたらなどと考えてしまいます。兎に角、心から哀悼の意を表します。

投稿者 bitterbit : December 25, 2006 10:37 PM