秋葉原に行ったことがある人ならば、必ず一度は訪れたことがあると思われる「アキハバラデパート」が12月31日で閉店することになりました。
開店以来、ショッピングセンターとして営業を続けたものの、2001年11月に突然の撤退宣言を行い、その後2002年3月にホビーを中心とする「アキハバラデパート フジヤマ」へと業態を変更しました。また、その過程でビル自体がJR東日本の子会社に買収されています。「フジヤマ」開店当時は物珍しさも手伝ってか混雑していたようですが、次第にそれも落ち着き始め、2003年2月には売り物であったボビー系出店が縮小され現在に至っています。ビル会社の広報では閉店の理由として「開店から55年で老朽化と最近の再開発による陳腐化が進んだため」と説明しています。
ここ数年は利用者のターゲットを絞りきれず、経営も思わしくなかったのかもしれません。かく言う私も、「フジヤマ」開店当時は足を運んだことがありましたが、ここ最近はほとんど訪れなくなっていました。それからもう一つ気になるのは、駅前の実演販売のオジサン達がどうなってしまうのかです。思わず財布の紐を緩めてしまう、あの名調子も消えてしまうとしたら、それはとても残念なことです。
閉店までに一度は足を運んでみようかと思います。兎に角、また一つ秋葉原と言えばコレというものが無くなってしまうのは寂しさを覚えます。