昨日の散歩のためか、目が覚めたのはお昼過ぎでした。
まるっきり先週と同じようなパターンの生活を送りつつ、またまたボーッとテレビを眺めていました。すると、監督:佐々部清、主演:西田敏行の「陽はまた昇る」という映画が始まりました。これは日本ビクターのVHS開発プロジェクトの奮闘を脚色も加えながら物語にしたものです。不採算部門に部長として着任した主人公が、社内外の様々なプレッシャーと戦いながらVHSを開発し、販売するまでを描いています。
物語の登場人物の大半はオッサンで占められ、主人公の妻や部下の恋人も出てきますが、それはちょっとしたアクセント程度です。それが決してむさ苦しいと言うのではなく、時には悩み、時には仲間同士で殴り合ってでも目標に向かっていく男たちの熱さに、感動されられっぱなしでした。そのような感じで、どんどんと物語に引き込まれていきました。
実際の開発現場はもっと過酷かもしれませんし、VHSのように成功することなく消えていったプロジェクトも数え切れないほど存在しているのが現実だと思いますが、目標に向けて全身全霊打ち込むことの素晴らしさを教えてくれるこの作品を見ることが出来て、明日に向けての元気をもらえたように思います。