関東地方で使われている、私鉄の共通プリペイドカード「パスネット」と同じくバスの「共通カード」が2007年3月に統合され「PASMO」というICカードにリニューアルされます。同時にJR東日本の「Suica」との相互利用が可能になり、利便性が高まります。
PASMOには電子マネー機能も搭載されるほか、オートチャージ・サービスも行われます。これはカード残額が設定金額を下回った場合、自動的に一定の金額を入金するサービスです。予定では残額が2,000円以下の場合に3,000円分が入金されることになっていますが、この条件は今後変更される可能性もあるということです。ここで気になるのがチャージの決済ですが、各鉄道事業者が発行するカードか、PASMOが信販会社と提携して発行する「Pastown(パスタウン)カード」のいずれかのクレジットカードが必要になります。
鉄道事業者のカード(2006年9月26日現在)
小田急電鉄 | 小田急OP クレジットカード |
京王電鉄 | 京王パスポートカード 他 |
京成電鉄 | 京成カード(2006年度中発行予定) |
京浜急行電鉄 | 京急カード 他 |
相模鉄道 | 相鉄カード(2006 年度中発行予定) |
西武鉄道 | プリンスカード 他(2006年9月以降発行分) |
東京急行電鉄 | TOP &カード 他 |
東京地下鉄 | Tokyo Metro To Me CARD (2006年度中発行予定) |
東京都交通局 | 新銀行東京カード |
東武鉄道 | 東武カード |
シンプルにチャージの決済だけを希望するのであれば、「Pastownカード」は年会費無料になっています。一方、各鉄道事業者のカードはチャージの決済以外でも、利用ポイントが付いたり割引があったりと様々な特典があります。よく使う鉄道会社のカードについて調べておくといいかもしれません。