この夏最大のイベント(個人的に)も終わり、何もせずに軽い虚脱状態になっていました。
午前中からだらだらと昼寝モードでしたが、テレビでクリント・イーストウッドの「マンハッタン無宿」が始まるとしばしそれを鑑賞しました。1960年代後半のニューヨークを舞台にアリゾナからやってきた保安官補が、慣れない都会で犯人を追い詰める刑事ドラマで、のちの「ダーティー・ハリー」シリーズの原型とも言える作品です。ニューヨークの刑事と反目して、それならばと単独で捜査を始めて様々な困難に直面するという、よくあるストーリーではありますが、アリゾナのカウボーイの視点から描いた、大都市の冷たさや欺瞞などを淡々と描いていくあたりが見どころだと思います。
若きクリント・イーストウッドの魅力が十分描かれていて、できればもう一度きちんと見ておきたいと思う作品でした。
投稿者 bitterbit : August 30, 2006 11:52 PM