ベアードビールを訪ねるにあたっていろいろと調べているうちに、かつて沼津港と沼津駅を結んでいた沼津港貨物線(蛇松線)の跡地が蛇松緑道として整備されていることを知りました。
帰りまで少々時間がありましたので、この蛇松緑道を辿りながら沼津の街をぶらりと歩いてみることにしました。駅前ロータリーを港の方向へ進み1つ目の交差点を右折します。そこから、右手に大きな運送会社の建物が見えるまで進むとそこが緑道の入口になります。
緑道は地域ごとに各町内会の方々によって手入れが行われ、とても大切にされているようでした。照りつける太陽のなか、東京では珍しいクマゼミの「シャ、シャ、シャ、シャ」という鳴き声を聞きながら終点を目指しました。終点近くに広場があり、狩野川方面と魚市場方面への分岐となっています。今回は狩野川の終点を目指して歩きました。
そこからほどなく終点へと辿り着きました。そこには木々に囲まれて車輪のモニュメントと腕木式信号機が佇んでいました。廃線探訪は初めてでしたが、ひっそり残っているレールをみつけて昔を想像したりと、好奇心がくすぐられる気がしました。いずれもう一方の分岐へも足を運んでみたいと思っています。