休みなのをいいことに、ボーッとテレビを眺めていました。
そんな中、昼頃に流れたPVに目を奪われました。どこかの荒野(DEVIL'S PUNCHBOWLと言う場所らしい)で、バンドが録音を行うものでした。オープンリール・デッキやスタック・アンプが彼らの周りを囲んでいます。そして、ボーカルがサンバーストのビグスビー付きのSGを鳴らし始めます。その様子はどこか映画版「ジーザス・クライスト・スーパースター」を思い出させるものです。
映像といい楽曲といい、どこか1970年代の香りをプンプンとさせていて、一発で気に入ってしまいました。テロップからWOLFMOTHERというバンドの「Mind's Eye」のPVだとわかったので、さっそくCDショップへ出掛けるにしました。ちなみに、バンドはアンドリュー・ストックデイル(Vo & G)、クリス・ロス(Key & B)マイルズ・ヘスケット(Ds)からなる3人で、オーストラリア出身です。
購入したのは「WOLFMOTHER」というデビューアルバムです。全曲を通して一切のエフェクトを使用していないアンプ直結を思わせるストレートな音で溢れていました。「Mind's Eye」以外にも「Woman」や「Joker & The Thief」などは、ゴリゴリとリフで押しまくる、まさにハードロックの王道とも言っていい作品に仕上がっています。
AC/DCは言うまでもなく、JETをはじめとするオーストラリアのロックシーン恐るべしと言った感じでしょうか。ただ単にボーッとテレビを眺めているだけで、このようなイカしたバンドに出会うことが出来てラッキーな1日でした。