Slashdotによるとインターネットの専門誌、月刊「iNTERNET magazine」(インプレス)が2006年5月号をもって休刊になるそうです。
個人的には競合誌の「internet User」(ソフトバンク)を購入することが多かったのですが、巻末のプロバイダー接続マップは、プロバイダ選択のガイドとして活用されていました。マップを見ればプロバイダの回線の太さと何処に接続されているのかが一目でわかるようになっていました。これを毎月楽しみにしている読者もいたようです。
ひとつの売りであったマップも、中小プロバイダの乱立からその後の淘汰へと時代が移るにつれて、いつしか掲載されなくなりました。現在では、一般家庭に光ケーブルが引き込まれ、ブロードバンドの恩恵を受けることが出来ます。この光回線のスピードはかつての中小プロバイダが利用していた専用回線よりも遙かに高速です。このことからも接続マップは使命を全うしたと考えてもいいでしょう。
インターネットを瞬時に駆けめぐる情報と、1ヶ月のスパンでリリースされる雑誌、情報の鮮度の点では初めから勝負がついていたとは思います。しかし、そのような状況でも12年に渡って独自のコンテンツを提供し続けてきたことについては、称賛に値することだと思います。