WILLCOMがデータ通信サービスの強化を発表しました。具体的な内容は次の3点です。
一番の目玉は、高度化PHS規格の導入です。これはWILLCOM Optimized Adaptive Modulation(W-OAM)と呼ばれるもので、現状の1.6倍(最大408kbps)の通信速度を実現します。ただし残念なのは恩恵にあずかるためには、今後発売になる新規格に対応したカード端末および、W-OAM提供エリア内であることが必要な点です。
また、W-OAMに関しては対応端末が必要になりますが、1xパケット(32kbps)契約を2xパケット(64kbps)に増速する2番目の強化策では、既存の8xパケット(256kbps)、4xパケット(128kbps)対応端末でも利用可能です。その上、利用料金に変更はありませんので「つなぎ放題」や「リアルインターネットプラス」を使っている方には朗報だと思います。
最後の強化策はPRINを利用した場合、WILLCOMの通信環境に合わせて送受信を最適化するW-TCP制御装置を導入し、効率的な通信を実現するものです。これに関してユーザ側では設定変更などは必要ありません。
WX310Kに機種変更した際、4xパケット契約の「データ定額」オプションをつけたのですが、2xの「リアルインターネットプラス」であればオプションも料金を考えるとコスト的に魅力があります。今後のオプション変更も検討してみようかと思います。