October 25, 2005

 ナップスタージャパン設立

ナップスターは、一時期音楽ファイル交換の代名詞と言われ、P2Pサービスの先駆けとして知られています。

当時のサービスは、著作権侵害を主張するRIAA(全米レコード工業会)との法廷闘争の末に2002年に倒産しています。現在のナップスターは著作権の問題をクリアした上で、合法的な事業を行う別会社です(ブランド名のみ継承)。

そのナップスターとタワーレコードが提携し「ナップスタージャパン株式会社」を設立しました。この新会社が主体となり、日本でも来春を目処に音楽配信を開始するそうです。詳細については未定としながらも、1曲ごとの課金による「アラカルト」と月額の定額制「サブスクリプション」の2つのサービスを検討しているとのこと。

個人的にはiTMSJのサービスインを心待ちにしていたのですが、いざ始まってみるとまだ一回も利用していません。bookoffで250円のアルバムを買い漁るような人間には、1曲百数十円の価格設定はリーズナブルに思えないところがあります。それよりもなによりも、手元にCDがあるかどうかが個人的には重要なポイントであると気付きました。もちろんiTMSJで購入したものCD-Rに焼くのは可能です、しかしジャケットも含めて1つの作品という思いが拭いきれません。

一方で、ナップスターの定額制「サブスクリプション」サービスには魅力を感じます。価格が決まっていませんが、ひょっとしたら「CD実物必要」のこだわりをうち砕いてくれるかもしれないと、密かに期待しています。

投稿者 bitterbit : October 25, 2005 07:11 PM