昨日の締めにW-SIMの個性的なジャケットの登場に期待すると書きましたが、一夜明けた今日、以前から噂されていたスマートフォンのジャケットが発表されました。
WILLCOM、SHARP、Microsoftのコラボレーションで開発されたスマートフォン「W-ZERO3(WS003SH)」です。通信はPHSと無線LANのデュアル対応で、OSにはWindows Mobile 5.0を採用しています。このWM5.0に関しては、日本初登場となります。主なスペックは以下の通りです。
OS | Microsoft Windows Mobile 5.0 for Pocket PC |
CPU | intel PXA270 416MHz |
メモリー | Flash 128MB(本体システム領域等含む)/SDRAM 64MB(ワークエリア) |
表示 | 640×480ドット、3.7型 65,536色 モバイルASV液晶 |
カメラ | CMOS 133万画素 |
無線LAN | IEEE802.11b |
質量 | 約220g(タッチペン、充電池含む) |
接続ポート | USB mini B、ヘッドセット |
カードスロット | mini SD、W-SIM |
連続待受時間 | 約200時間 |
連続通話時間 | 約5時間 |
ソフトウェア | Today、 Internet Explorer Mobile、Windows Media Player 10 for Pocket PC、メール、ライトメール、予定表、連絡先、仕事、電卓、電話、Excel Mobile、Word Mobile、PowerPoint Mobile、Picsel PDF Viewer、Javaプラットフォーム(JBlend)、画像とビデオ、ブンコビューア、メモ、ゲーム、ファイルエクスプローラー、検索、オンラインサインアップ、ActiveSync、その他各種設定など |
Java、WMP10、Office関連、PDFなどに加えて、FlashやSkypeまでも利用出来る見込みになっており、まさに"全部のせ"の製品です。また、スライド式のキーボードが内蔵されているのも見逃せません。ここまで至れり尽くせりだとは予想できませんでした。さらに、W-SIMを装着しなくてもPDAとして使うことも出来るようです。
また、これと同時に「ウィルコム無線LANオプション」が発表されました。NTTコミュニケーションズと提携してHOTSPOTの利用が可能になります。なお、W-ZERO3ユーザは2006年5月31日は試験モニターとして無料です。その後、料金は音声定額+データ定額オプションを利用している場合、月額¥700円(税込)となります。
昨日の発表が一気に霞んでしまいそうな、インパクトのある製品が登場しました。個人的にはWX310Kを購入予定でしたが、何とも悩ましい状況になりました。攻めの姿勢を崩さないWILLCOMに、これからも注目していきたいと思います。