衆議院総選挙も公示され、いよいよ選挙戦も本番を迎えました。これを受けてマスコミでは連日連夜、大々的に報道が行われています。
ところが、この総選挙と同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査はマスコミでも取り上げられることはあまりなく、ほとんど選挙のおまけ扱いになっているように思います。憲法では最高裁の裁判官は任命後初の衆議院選挙と、その後十年ごとの衆議院選挙の際に国民審査を受けるように定めています。有効投票の過半数が罷免すべしとなった場合、その裁判官は罷免されます。
この国民審査は最高裁判所の裁判官に不適切だと思う人物を罷免するために与えられた唯一の手続きですので、もう少し注目されてもいいのではと思っています。しかしそうは言ってもどのように判断していいものか、なかなか難しいところです。とりあえずは最高裁判所のサイトに裁判官のプロフィールや関わった裁判の情報がありますので、それをチェックすることをお勧めします。
今回審査の対象になる裁判官は6名です(告示順)。
2009年5月までに裁判員制度も開始されることが決定していますので、司法にも関心を持つようにしたいと思います。
投稿者 bitterbit : September 1, 2005 09:26 PM