先日、最新バージョン1.0.5がリリースされた「Firefox」ですが、サードパーティのプラグインとの互換性問題が明らかになり、まもなくバージョン1.0.6が登場することになりました。
1.0.6で互換性問題は解決する見込みですが、この矢継ぎ早のリリースが混乱を引き起こしています。というのも、mozilla.orgが1.0.5のローカライズを行っている各国の開発者に、作業を見合わせるように要請が出され、事実上英語版以外のFirefox 1.0.5が凍結されてしまいまいした。
要請の趣旨は、ローカライズのターゲットを1.0.6に変更すべし、ということだと思います。ですが、これでは英語版以外のユーザは次版が入手可能になるまでセキュリティに不都合を抱える1.0.4を使い続けなくてはなりませんし、またローカライズを担当する開発者には1.0.5のリリースに関する問合わせが殺到するなど、問題点が浮き彫りになっています。
mozilla.orgはロードマップに沿って計画的にリリースされてきた印象があるのですが、今回はユーザのみならず、各国のローカライズ担当の開発者を巻き込んでの一悶着となってしまいました。兎に角、日本語版をお使いの方はFirefox 1.0.6の登場を今暫く待つしかなさそうです。