CNET News.comは、アップルがIBMとの提携を解消し、MacintoshにIntel製CPUを採用するようだと報じました。正式な発表は米国時間6日から開催されるアップルの開発者向けカンファレンス(WDC)の基調講演で行われる見込みとのことです。
この様なPowerPCを見限るという報道は、過去何回か報じられたことがありました。個人的には、この種のニュースに関しては懐疑的にならざるを得ません。というのも、抜本的にアーキテクチャを変更するメリットがそうあるとは思えないためです。
サード・パーティーに移行に伴うプログラムの書換えという多大なる負担を強いることは、いずれ多少なりとも我々ユーザがそのコストを負担するところになるは違いないと思います。その負担をサード・パーティーやユーザが受け入れるのかどうかも、未知数です。兎に角、サード・パーティーやユーザを軽視していると思います。
確かに過去のニューモデルの発表の際、高クロック版CPUの供給がままならず、商機を逃すことがあったことも事実です。これにアップルの堪忍袋の緒が切れたと言えば、その様な見方もできるかも知れません。しかしそれが事実だとしたら、あまりに思慮のない浅はかな判断を下したものだと、個人的には思います。
いずれにしろ、WDCが開催されれば何らかのアナウンスがあると思いますので、まずはそれを待ちたいと思います。