富野由悠季監督による、新解釈劇場版Zガンダム3部作の第1作目『機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-』を観てきました。
第1話からアムロ登場までのストーリーを約1時間半に凝縮してるためか、テンポよく進行してあっという間にエンドロールになってしまったように思います。その一方で、テレビ版にあった細かいエピソードは省略されることになりました。中でもエゥーゴの出資者であるウォンさんが、ハロにうつつを抜かすカミーユをカンフーでボコボコにするあのシーンが新カットになっていないかと密かに楽しみにしていたのですが、これは見事に省略されていました。
また、テレビシリーズではすぐキレるヤバイ少年のイメージが強かったカミーユですが、どちらかというと、それよりかはナイーブ風味な少年に描かれていたのが印象的でした。そして、新カットの戦闘シーンはとてもダイナミックで、ギャプランやアッシマーなどはディテールまでも表現されていてすばらしいものでした。
ちなみに第2作目のサブタイトルは「恋人たち」となっており、フォウ・ムラサメとカミーユの関係を軸にストーリーが展開されるのかもしれません。今から10月が待ち遠しくなってきました。