April 25, 2005

 ミスについて考える

週末の「ウイルスバスター」のトラブルは、ファイルのチェックを怠ったためのミスが原因だそうです。そして、今日の痛ましい列車事故も直前の停車駅で列車はオーバーランを起していました。ということで、ミスについてちょっと考えてみました。

ミスと一口に言っても、些細なケアレスミスから人命に深刻な影響をもたらす過失まで多岐にわたります。このようなヒューマンエラーを根絶することは残念ながら不可能と思います。例えば「弘法も筆の誤り」の諺が示すように、ある事柄を極めたとされる人でさえ、ミスからは逃れられません。

各々がミスをなくそうと努力することは何よりも大切です。しかし、残念ながらミスは起こります。ですから、次に考えるべきは犯したミスがもたらす被害を如何に最小限にするかという点でしょう。ではどのように実現していくかですが、それは我々を取り巻くあらゆるテクノロジーを活用する、これに尽きるのではないかと思います。

各個人の努力と、緊急時をサポートするテクノロジー。これがミスに対する唯一の対抗手段と考えます。最後になりましたが、今日の列車事故で亡くなられた方々に、心から哀悼の意を表します。

投稿者 bitterbit : April 25, 2005 09:43 PM