来る4月1日より個人情報保護法が施行されますが、また企業による大規模な個人情報の紛失が明らかになりました。
この不祥事を引き起こしたのはみずほ銀行で、「お取引日、お客さま氏名、口座番号、入払・振込明細、預金残高、口座開設日(預入日)、満期日」を含んだ情報が167支店より約27万人分紛失したとのことです。
またプレスリリースには、以下のように述べられています。
現時点で、紛失物は発見されておりませんが、内部調査の結果、不正持出の可能性は極めて低いものと判断され、また、これまでにお客さまからの照会や当行に対する不正要求等、問題となる事象は生じていないことから、誤って廃棄した可能性が高く、外部への情報の漏洩懸念は極めて低いものと考えております。
これを読んで頭に浮かんだのは、みずほ銀行発足時のATMトラブルの際、国会に呼ばれたみずほホールディングスの社長が「利用者に直接的な実害が出ているということではない」と答弁したことです。
データの多くは専用の機器がなければ読み出すことが出来ないとのことですが、紛失の規模を考えるとあまり悠長なことは言っていられないと思います。私もみずほ銀行に口座がありますので不安を覚えます。