前々から日本撤退が噂されていたカルフールが、日本法人であるカルフール・ジャパンをイオンに売却しました。これにより全国に8店舗あるカルフールはイオンの傘下に入りました。
イオンのプレスリリースによると、今回の買収はカルフールとの戦略的事業提携の一環で、カルフール・ジャパンをイオンマルシェとして子会社化すると共に、カルフール・ブランドの製品をイオンのグループ各社で販売するとのことです。現在の店舗はカルフールの店名のまま営業を続け、従業員も新会社へ引き継がれるとのことで、利用者としては今までと変わりなく買い物をすることが出来ます。
日本の商習慣や利用者のニーズを把握するのに苦戦している様子は、以前から報道されていましたが、結局カルフール式のビジネスを日本で実現できずに撤退となりました。
カルフールは大量仕入れ、低価格販売がビジネスの中心でしたが、日本の消費者はフランスのスーパー、この点ばかりに注目してしまったのかもしれません。少なくとも私の周りでは、紀ノ国屋とか成城石井などの高級スーパーと同じカテゴリーの店だと思っている人が少なくありませんでした。
今後イオングループとして再出発するわけですが、より魅力的な小売店として生まれ変わることを願ってやみません。
投稿者 bitterbit : March 10, 2005 10:00 PM