CNET Japanによると、Mozilla、Firefox、Safari、OperaなどIDN(International Domain Name:国際化ドメイン名)を標準でサポートするブラウザに、アドレスを詐称する問題点が見つかったとのことです。
この問題は例えば、アルファベットの「a」の代わりに、よく似たグリフの「а(а)」を用いることでユーザの目を欺き、別のサイトへと誘導するなど、フィッシング詐欺への悪用が可能になるものです。現状では各ブラウザとも対策パッチは用意されていません。
よく見るとグリフが若干異なるのが分るのですが、一見しただけでは同じに見えてしまいます。現状の対策としては、アドレスを手入力する、あるいは怪しげなリンクはクリックしないという方法しかないようです。
なお、IEは標準ではIDNのサポートしませんので、今回の問題の影響は受けません。