Crypt Operating System(COS)は、かつてドイツのオメガ社が開発していた(とされる)MacOS互換OSです。
当時(1997年頃)も、開発の真偽についてMacユーザーを中心に話題になっていました。現在オメガ社はもはや存在していないようで、COSの開発についても、うやむやになってしまいました。というか、初めから開発されていなかったと考えるのが自然だと思います。
Internet Archiveから当時のオメガ社のCOSについての記述をピックアップしてみました。
結局、1997年11月13日には実際にダウンロードは開始されませんでした。なぜオメガ社は実体のないOSをあたかも開発しているかのように発表したのかは謎です。万が一このOSが実際に発売されていたら、Macintoshを取り巻く環境はどのようになっていたのか、それを考えると興味深いものを感じます。