CNET Japanの記事から。
低消費電力のモバイル向けx86互換CPUとして話題を呼んだ「Efficeon」、「Crusoe」の開発元であるTransmetaがプロセッサビジネスからの撤退を真剣に検討しているそうです。
記事によると―
同社は「現在取り組んでいるx86互換マイクロプロセッサ事業の設計/開発/販売に関わるビジネスモデルを、経済的側面から厳密に評価」し終える見通しであるとする声明を発表した。
同社は今後、プロセッサの製造や販売よりむしろ、サードパーティに対するチップ関連技術のライセンス提供に注力していく方針だ。
―とのことで、Transmetaは今後ARMやMIPSのように自社のプロセッサ技術のライセンスを事業の中心に据えるようです。プロセッサの製造事業は赤字続きだったとのことで、これも仕方のないことなのかもしれません。プロセッサに関わるビジネスは想像以上に厳しいものがあるようです。
Transmetaといえば、設立以来「Crusoe」が発表されるまでは、一貫した秘密主義で何を開発しているのかも明らかにしていなかったのを思い出します。また、Linuxの生みの親であるLinus Tovalds氏がかつて所属していたことでも知られています。