先日、blogが原因で職を失うケースが増加しているとの話題を取り上げました。
そのような境遇の一人、Ellen Simonettiさんの手記がCNET Japanに掲載されています。彼女はデルタ航空の客室乗務員で「Diary of a Flight Attendant(とある客室乗務員の日記)」―現在は「Diary of a Fired Flight Attendant(とあるクビになった客室乗務員の日記)」に改題―というblogを現在も運営しています。この手記の中でblogを始めた理由を以下のように述べています。
私はもともと、ある種のセラピーのつもりでブログを書き始めた。私は2003年9月に癌で母を亡くしたが、そのことでひどく打ちひしがれていた。私には、そのことについて話すよりも、自分の気持ちを書くほうがずっと楽だった。私が辛い時期をなんとか乗り越えることができたのはブログのおかげだ。
このようにきわめて私的な理由から始めたblogで、自分が解雇されるとは夢にも思っていなかったと思います。彼女が調べた限りでは、デルタ航空の定款にはそもそもウェブ上に写真を掲載したりブログを執筆したりするのを禁止する条項はないとのことです。
現在、彼女は処分の取り消しを求めて、デルタ航空を訴えています。今後どのような決着が図られるか注目していきたいと思います。