インターネットへの常時接続も当たり前になって久しいですが、その弊害としてお使いのPCが常に外部からの攻撃に曝される危険性も増加しています。
そこで、アンチウイルスやスパイウェア除去など、各種セキュリティ対策ソフトウェアを利用してPCを守るのは、もはや常識になっていることと思います。今この瞬間にもどこかで新しいウイルスが作成され、一方でそれを検出、削除するためのパターンファイルがすぐに作成される。まさに現状はこれの繰り返しです。
アンチウイルスメーカーは日夜パターンファイルの作成に追われているわけですが、時々パターンファイルが問題のないファイルをウイルスとして誤検出(false positive)してしまうことがあります。何千、何万というウイルスに対応したパターンファイルを、出来るだけ早くリリースしなくてはならない作成現場のプレッシャーを考えれば、多少のエラーも致し方ないとは思いますが、必要なファイルを誤検出で失うことになっては大変です。
そこで、私は2つの異なるアンチウイルスソフトを使うことにしています。Windows用のアンチウイルスソフトは常駐して常に監視を行うものがほとんどですが、この種のものを2つインストールすると常駐したプログラム同士がコンフリクトを起こす可能性があります。このような事態を避けるために、サブのアンチウイルスソフトとして「Clam AntiVirus」を用意しています。現状で「Clam AntiVirus」はWindows環境において、常駐してリアルタイムに監視を行う機能はありません。
このようにして、メインのプログラムで検出したものをサブのプログラムでもチェックするようにしています。ウイルス対策にもセカンド・オピニオンを取り入れて、無用のトラブルを避けたいものです。