December 09, 2004

 ご注意、blogで解雇

HOT WIRED JAPAN話題から。

米国では、blogで自分の勤め先にまつわる話題に取り上げたために、その勤務先から解雇を言い渡されるケースが増えているとの事です。傍から見れば職場のちょっとしたニュース、例えば新しく納入されたコンピュータを撮影してアップすることですら、企業の側から見れば情報の漏洩となり、懲罰の対象になりうるとの事です。

この問題について専門家は、何処までがOKで何処からがアウトになるかの線引きを企業側が明確に示すべきだと指摘しています。確かにとある業界の裏側を垣間見ることが出来るblogもあり、興味深く読んだりしますが、ここまで書いて大丈夫なのか? と思うこともしばしばあります。blogの書き手の立場から見れば、職場では漏らせない愚痴を書くことで、日々のガス抜きになる面もあるのではないかと思います。

ちなみに、私も勤め先の出来事について話題に取り上げることがありますが、特定の個人については取り上げない、取引先について詳しく書かないなど自分の中で一線を引いているつもりです。時には脱線しそうな時もあるのですが、推敲を重ねて当り障りのないところに落ち着くようにしています。

結局この問題は、企業側の求める守秘義務と企業から離れた一個人としての表現の自由とのせめぎ合いになっているようです。最近は企業でもblogを利用するところが増えていますし、一刻も早くblogにまつわるルールの確立が求められていると思います。

投稿者 bitterbit : December 9, 2004 10:13 PM