The New York Timesが伝えたところによると、IBMがPC事業部門の売却の為に、複数の企業と交渉を進めているとの事です。
現在、PC部門の売上はIBMの全売上12%ほどを占めていますが、収益力の点で劣るとされ事業売却の対象となったようです。先日Gartnerが「世界のPCメーカー上位10社のなかで、2007年までに多ければ3社が淘汰される」という予想を発表したばかりですが、この報道の通りPC事業が売却されるとなると、図らずも予想に裏付けを与えることになります。
一般的にPCといえばIBM PC/ATとその互換機を指しますが、そのプラットフォームの生みの親であるIBMが、PC事業を手放すのは何とも寂しい思いがします。さらに多くのファンを持つノートパソコンの自社ブランドThinkPadの今後も気になるところです。
売却先の一つとして、中国のメーカーLenovoが挙がっているようですが、今後もことの推移を見守っていきたいと思います。