November 25, 2004

 電源ユニットはコストダウンの犠牲?

今朝出勤するなり、PCが起動しないので何とかして欲しいとヘルプを頼まれました。

状況としてはBIOSのスタートアップ画面は出るのですが、ブートローダが読み込まれたあたりでモニターへの出力がなくなり、画面は真っ暗の状態になってしまいます。しかし、電源は落ちているわけではなく、POWERランプはついています。また、この状態で電源スイッチを長押ししても電源がOFFに出来ず、仕方なく電源ケーブルを抜いてOFFにしました。

まずCMOSの電池の消耗を疑って、電池を交換しCMOSを初期化しました。ところが今度はBIOSの設定画面を表示させただけで、画面が出なくなる始末。こうなると、不都合のある部分は電源ユニットに違いないと確信しました。そこで、予備機の電源ユニットを装着してみたところ、問題が発生しないのを確認できました。

応急処置でその電源を使ってもらうことにして、ひとまず解決になりました。よく考えてみると、勤め先でPCが起動不能になるトラブルが数回ありましたが、いずれの場合も電源ユニットの故障が原因でした。

熾烈なPCの価格競争に伴うコストダウンのしわ寄せは、電源ユニットのような、一見目立たない部分(しかし、一番重要なパーツ)に及んでいるのかもしれません。

投稿者 bitterbit : November 25, 2004 09:47 PM