周囲からは「病み付きになる」などと情報を吹き込まれていた、スープ・カレー専門店「マジックスパイス」へ行ってきました。
カレーの辛さは七段階あり、弱い方から「覚醒→瞑想→悶絶→涅槃→極楽→天空→虚空」という呼称が用いられています。お店の方は「涅槃」を勧めてくれましたが、調子に乗って一段階上のチキンの「極楽」を注文しました。これがとても辛く、私はあまり辛いものに強い方ではないので、これ以上のレベルは無理だと感じました。また、チキンにはモモ肉が一本ドーンと入っていて、それがとても柔らかくおいしかったです。
ただ、実際にメニューを味わう前には、むせ返らんばかりにありとあらゆる香辛料を使ったスープ状のインドカレーが出てくるものと勝手に想像していたので、実際に出てきたものはカレー風味のラーメンスープのようなものだったので、ちょっと拍子抜けしました。
よく考えてみれば、これはカレーではなく「カレー・スープ」と言うジャンルの料理として楽しむものなのだと、気付かされました。実際に口にしてみて、これは料理のジャンルとして十分に成立していると思いますし、熱狂的なファンがいるのも納得できます。
自分の中でこのように合点しながら店を出ると、何故か日本橋「フジヤ」のカレーが無性に食べたくなりました。
投稿者 bitterbit : November 13, 2004 07:38 PM