オープンソースのアンチウイルス・アプリケーションとして知られる「Clam AntiVirus」の最新版、Version 0.80が公開されました。
これまでの安定版Version0.75.1と比べ、数多くの機能が追加されています。特に圧縮されたexeファイルにも対応しているのは注目すべき点だと思います。初めてテストした頃に比べて、だいぶ機能強化されてきたのを感じます。
対応するexe圧縮形式
早速、Cobalt Raq2マシンでコンパイルしてみたのですが、ヘッダファイルに問題があるようでうまくいきませんでした。そこで、いろいろと調査してみたところ、ClamAVのMLに解決のヒントがありました。これを参考に「clamav-0.80/libclamav/cltypes.h」に手を加えて、無事コンパイル&インストールを完了しました。
現在は試験運用中ですが、今のところ不都合は見つかっていません。今回のアップデートでフリーのアンチウイルス・アプリケーションとしては、最も洗練されたものに進化したのではないかと思います。