August 24, 2004

 私はジャンクマニア

野村総研から、マニア消費者層(オタク層)の市場規模推計と実体に関する調査の結果が発表されました。

調査はアニメ、コミック、ゲーム、アイドル、組立PCの5分野に対して行われ、その消費規模は約2,900億円で、デジタルカメラの国内市場規模を凌ぐ規模になっているとのことです。このことから「マニア消費者層の市場に対する影響力と消費規模は、もはや「ニッチ」とは言えなくなっています。」とこの調査のニュース・リリースは述べています。

さらに調査では、各5分野のマニアの定義と特長についても分析が行われています。ここでその中の「組立PCマニア」に関する記述を引用してみます。

●組立PCマニア

 文書作成などPC本来の使用目的を忘れ、組み立てる行為が目的化している層。余暇時間や可処分所得の多くをPC組立に投下。圧倒的に男性中心。「リッチマニア」と「ジャンクマニア」に大別される。
 リッチマニアは主に18歳〜30代に分布。秋葉原電気街のPCパーツショップで新製品を初期価格で購入する。新製品へのリーチ力が求められるため、比較的都市部に多く在住。インストールしベンチマークが取れたら、翌週には中古ショップで売り抜け、次のパーツを物色する。リッチマニア市場で流行したものは、1〜2年遅れでメーカー製PCに取り込まれる傾向があり、PCメーカーにとっては自発的に繰り返されるテストマーケティング市場と見ることができる。
 ジャンクマニアは、主に15〜18歳(少数)、40代(メイン)に分布。秋葉原電気街の裏通りで、在庫処分の激安パーツや中古パーツを収集。こちらも都市部に在住。ロースペック機に最低限の機能追加を繰り返すため、不要パーツの資産価値は小さく、消費サイクルも長い。

私の行動パターンは、年齢層は若干ずれていますが後者の「ジャンクマニア」に一致します。確かに消費サイクルは長いです。PCは未だ440BX(鱈セレ1.4G改)ベースですし、MacにいたってはG2(PowerMacintosh 9600/G3-500改)がメインです。これらの機材に安価な中古パーツで機能強化を図っています。

野村総研によって、自分がジャンクマニアであることに気付かされてしまいました。これからは、ジャンクマニアの自覚を持ってジャンク漁りに精進し、日本経済の発展に寄与したいと思います。

投稿者 bitterbit : August 24, 2004 08:54 PM