昨日購入した、ChaseのCDがこもった感じの音質というか位相が変な印象なので、ちょっとばかり凹んでいます。
よくライナーを見てみると「*本CDは、SQ方式の4チャンネル・ミックスをオリジナル・マスターに使用しております。ご了承ください。」という記述を見つけました。そこで、SQ方式の4チャンネル・ミックスが何なのか調べてみることにしました。
どうやらこれは、1970年代にソニーが開発したサラウンド・システムの規格のようです。従来の2チャンネルにリアの2チャンネルを電気的にエンコードしたもので、2チャンネルのステレオとの互換性があるというのが売りらしいです。再生には、リアの2チャンネルを取り出すためのデコーダとそれを再生するための追加のアンプとスピーカーが必要になります。
ですから、このChaseのアルバムは4チャンネルのものを2チャンネルで再生しているので、デコードされない位相情報が違和感を覚えさせるのではないかと思います。できれば2チャンネルにミックスダウンしたバージョンでの再発売をお願いしたいところです。
4チャンネルステレオ盤についての解説