また、ネットショッピングで価格の誤表記によるトラブルが発生しました。
今回はYahoo!コンピュータショッピング で「eMac」が、¥2,787-(アップルの直販価格は¥115,290-)で販売されました。この情報が掲示板などを通じて口コミで広がり、のべ2万人、1億台以上の注文が殺到したそうです。
ネットショップを運営する利点といえば、店舗や必要以上に在庫を持つことなく、コストをかけずに商売を行えるところでしょうか。このスタイルでは、顧客と一度も顔を合わせることなく取引をすることになります。そこが利点であり逆に欠点なのではないかと思います。
ネットショッピングといえば、私も以前にちょっとした問題に遭遇したことがあります。
それは、購入した品物が不良品だった時のことです。品物の交換を依頼したところ、先方は代替品を問屋から直接私のところへ送るように手配しました。しかし、残念ながらその代替品も不良品でした。
このケースでは、問屋から代替品を直送させるのではなく、先方で代替品をチェックした上で当方へ送れば、この事態は防げたと思います。代替品の手配だけで仕事を終わらせずに、クレームの原因を考えれば念には念を入れても無駄にはならなかったはずです。
価格の誤表記も、私の遭遇したケースも、顧客の存在というものを軽視した結果引き起こされたと私は考えます。取引はコンピュータのスクリーンでのみ行われるのではなく、その先の顧客一人一人との信頼関係によって成立しているとの意識を強く自覚してもらいたいものです。
投稿者 bitterbit : April 23, 2004 09:47 PM