だいぶ前から開発が噂され、2003年8月20日のJATE通過でその存在を確認、同年9月17日から開催されたWPC EXPO 2003で「京セラ製AirH"PHONE(参考出品)」として姿を表した、京セラ「AH-K3001V」がようやく本日発表になりました。
WPC EXPO 2003で姿を表して以来、その後の公式情報は皆無に等しく、2chの「AH-K3001V」スレッドでは餌と呼ばれる偽情報リークをネタにスレッドを維持していましたが、本日の発表により「祭」状態となっています。
DDIPocketのサイトでは近日発売となっていますが、報道によると、5月14日(金)の発売としています。
「AH-K3001V」の一番のセールスポイントはやはり、webブラウザに「OPERA」を採用した点でしょう。このOperaは携帯端末用に特化されたバージョンで、中でも「スモール・スクリーン・レンダリング(SSR)」と呼ばれる機能が特筆に値します。
これは、携帯端末で閲覧することを考慮していない通常のwebページを、携帯端末で閲覧できるようにブラウザで最適化する機能です。以下は「スモール・スクリーン・レンダリング」についてのOPERA社からの引用です。
コンテンツの再構成 - この技術は、テーブルの行と列による成形を行う代わりに、小さな画面にフィットするようなシンプルな構造へとコンテンツを変換します。OPERAは、大きなサイズの画像を縮小表示したり、いくつかの余分な要素を画面上から削除します。そのような処理によって、横方向のスクロール操作が不要になるのです。
拡大表示 - さらにOPERAでは、コンテンツの表示を拡大したり縮小したりすることが可能です。このパワフルな機能でページの一部を拡大すれば、複雑な構成のページでも簡単に情報を把握できるようになります。例えば、視力に問題がある人であっても、文字サイズを拡大することで±ページの閲覧に最適なサイズを得られるのです。また、表示サイズを縮小することで、デスクトップPC用に作成されたページの全景を小さなスクリーン上で表示することも可能になります。
実を言いますと私はDDIPocketユーザだったりするので、7月に機種交換の10ヶ月縛りが解けるそのタイミングで「AH-K3001V」へ機種交換しようと考えています。
投稿者 bitterbit : April 22, 2004 01:21 PM