2月12日(現地時間)マイクロソフトはWindows2000およびNT4のソースコードの一部が不正に流出したとの声明を発表しました。
報道によれば、流出したソースコードは一部で、これらを用いてwindowsをビルドすることはできないようです。しかし、ソースコードといえば、ソフトウェア・メーカーとしては機密中の機密に当たり厳重な管理下にあるもののはずです。一体どのようなルートから漏洩したのかが興味深いです。
ちなみに、マイクロソフトでは、一部のベンダーや研究者などに対してはソース共有プログラムをおこなっており、正当な契約の上でソースコードを入手することが可能になっています。とはいえ、一般の利用者がおいそれと契約できるようなものではありません。
ソースの流出で、新たなウイルスやワームの出現を危惧する向きもありますが、世界中のハッカーがソースに手を加えることでより完成度が高まる可能性もあるわけです。それを考えるとこの事件は非常に衝撃的であるのは間違いありません。兎に角、今後の推移を注意深く見守りたいと思います。
投稿者 bitterbit : February 13, 2004 10:12 PM