知人がADSLを導入するきっかけの一つにアナログ・モデムが非常に不安定になったことがあります。最近はV.90を有効にしていると通信が非常に不安定で、ATコマンドでV.90を無効化し、V.34(33.6k)モデムとして利用する状態となっていました。
V.90でも満足の行くスピードとはいえなかったのですが、V.34固定での通信は安定性はあってもストレスが伴うものでした。これがADSL環境への移行を考えるきっかけとなったのは先ほど述べた通りです
今回ちょっとした実験として、現在の電話回線にADSL用スプリッタを挟んでアナログ・モデムで通信してみました。するとV.90を有効にしても46667bpsで以前のような安定した通信が可能になりました。
配線図
| |電話回線 | ■ モジュラージャック | | | ◇ スプリッタ |(電話用ポートへ接続) | | ◆ モデム
この結果についての技術的な根拠はよくわからないのですが、スプリッタを挟んだ効果が実感できるものでした。アナログ・モデムが不安定でお困りの方は、試してみる価値はあるかもしれません。
但し、これはあくまでも知人の環境でのみ確認した事象ですので、他の環境で必ず同じ結果が得られるかどうかは、保証できません。これを参考にお試しになる場合はあくまでも、自己の責任においてお試しいただけますよう、お願いします。
投稿者 bitterbit : September 28, 2003 09:07 PM